Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

すいちゅうのきゅうでん

水中の宮殿

野村 胡堂

Leggi 水中の宮殿 (すいちゅうのきゅうでん) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 26.533 caratteri · 52 schermate

Aozora Bunko

燿子は自分の発見した、プログラムの謎を思い出したのです。

「金庫の中の書類を自分だけのものにしたかったのに、それから、滝山が潜水夫を殺したのを、正平爺やが知っていたかも知れない」

唐崎荘之介も口を添えます。この人は金儲に夢中になり過ぎるのと、少し高慢な癖がある外には、大した悪人でないことが後に判りました。

秘書の杉村三五郎はハイカラで浅薄で、愚にもつかぬ人間で、善いことも悪いことも出来る性ではありません。

「東京へ電報を打って、助手の滝山を縛らせよう」

健一が立上がると、

「それには及ばないワ、あの釣ばかりしているロイド眼鏡は滝山に違いないと思うの、変装して来ているんだワ」

綾子は口を出しました。立花博士の令嬢が見破ったのですから、助手の滝山がどんなに変装しても追っつきません。

平泉の警察からその晩のうちに警官隊が来ました、翌日は前沢と一関の警官隊が応援して、平泉一帯を山狩すると、中尊寺の裏山に、天幕を張っている滝山が、わけもなく捕ってしまいました。

潜水夫を殺したのも、立花博士を窮地に陥れたのも、正平爺やを殺したのも、堤防をきったのも、花井を刺したのも、みんな助手の滝山でした。