Classici giapponesi con furigana
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かはくれいじょう
河伯令嬢
泉 鏡花
Leggi 河伯令嬢 (かはくれいじょう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.763 caratteri · 68 schermate
四
……)と旅人の楽書があるのを見て、つい矢立を取って、(このあたり四方八方時鳥、可心。)鳴いているらしく思われます。やがて、総持寺に参詣して、(高塔の上やひと声時鳥、可心。)これはちょっとおまけらしい。雨の中に、門前の茶店へ休んで、土地の酒造の豪家に俳友があるのを訪ねようと、様子を聞けば大病だという。式台まで見舞うのもかえって人騒せ、主人に取次もしようなら、遠来の客、ただ一泊だけもと気あつかいをされようと、遠慮して、道案内を返し、一人、しょぼしょぼ、濡れて出て、黒島道へかかろうとする、横筋の小川の畝をつたって来て、横ざまに出会した男がある。……大く、酒、とかいた番傘をさしていると、紀行の中にあるのです――
一杯、頂きましょう。
もう一杯。……もう一杯。
息つぎを、というほどの、私の話振ではありませんけれど、私に取って、これからは少々勢をかりませんと、でないと、お話しにくい事がありますから。……」
四
「羽織は着たが、大番傘のその男、足駄穿の尻端折で、出会頭に、これはと、頬被を取った顔を見ると、したり、可心が金沢で見知越の、いま尋ねようとして、見合わせた酒造家の、これは兄ごで、見舞に行った帰途だというのです。