Classici giapponesi con furigana
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かはくれいじょう
河伯令嬢
泉 鏡花
Leggi 河伯令嬢 (かはくれいじょう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.763 caratteri · 68 schermate
この男の住居が黒島で、そこへその晩泊りますが、心あての俳友は大病、思いがけないその兄の内へともなわれる……何となく人間の離合集散に、不思議な隠約があるように思われて。――私は宿で、床の上で、しばらく俯向いて、庭の松風を聞いていました。――
可恐しい荒海らしい、削立った巌が、すくすく見えて、沖は白波のただ打累る、日本海は暗いようです。黒島を立って、剣地、増穂――富来の、これも俳友の家に着いた。むかし、渤海の船が息をついた港だ、と言います。また格別の景色で。……近い処に増穂のあるのは、貝の名から出たのだそうで、浜の渚は美しい。……
金石の浜では見られません。桜貝、阿古屋貝、撫子貝、貝寄の風が桃の花片とともに吹くなどという事は、竜宮を疑わないものにも、私ども夢のように思われたもので。
可心も讃嘆しています。半日拾いくらした。これが重荷になった――故郷へ土産に、と書いています。
このあたりに、荒城の狭屋と称えて、底の知れない断崖の巌穴があると云って、義経の事がまた出ました。
免れられない……因縁です。」
小山夏吉は、半ば独言いて嘆息して、苦そうに猪口を乾した手がふるえた。