Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
かはくれいじょう
河伯令嬢
泉 鏡花
Leggi 河伯令嬢 (かはくれいじょう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.763 caratteri · 68 schermate
)
と笑いながら、さっさと行きます。
はぐらかすとは思えません。――はてな、それでは、いま見たのは。――何にしても太神楽は、もう済んだのですから、すぐに可心寺へ出向く筈の処を、少々居迷ったのは、前刻から田の上を、ひょいひょいと行る蛙連中が、大小――どうもおかしい。……生りはじめの瓜に似ている。……こんな事はありません。泳ぐ形は、そんなでもないが、ひょんと構えたり、腹を見せて仰向けに反った奴などは、そのままです。瓜の嬰児が踊っている。……それに、私は踏込んで見る気はありませんでしたが、この二三枚を除いたほかは、つづく畠で、気のせいか、一面に瓜が造ってあるようです。蛙どもは、ひょんひょんと飛ぶ。すいすい泳ぐ。ばちゃりと刎ねる。どうもおかしい。そのうちに、隣のじとじとした廃畑から、畝うつりに出て来る蛙を見ると、頭に三筋ばかり長い髪の毛を引掛けて曳いているのです。おや、また来るのも曳いている。五六疋――八九疋。――こっちの田からも飛込んでまた引いて出る。すらすらと長い髪の毛です。熟と視ると、水底に澄ました蛙は、黒いほどに、一束ねにして被いでいます。処々に、まだこんなに、蝌蚪がと思うのは、皆、ほぐれた女の髪で。