Classici giapponesi con furigana
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かわあかり
河明り
岡本 かの子
Leggi 河明り (かわあかり) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 49.244 caratteri · 98 schermate
に興味が弾んだ。私は招待に応じた。
東京下町の蔵住いの中に、こんな異境の感じのする世界があろうとは思いかけなかった。
四畳半の茶室だが、床柱は椰子材の磨いたものだし、床縁や炉縁も熱帯材らしいものが使ってあった。
匍い上りから外は、型ばかりだが、それでも庭になっていて、竜舌蘭だの、その他熱帯植物が使われていた。土人が銭に使うという中央に穴のある石が筑波井風に置いてあった。
庭も茶室もまだこの異趣の材料を使いこなせないところがあって、鄙俗の調子を帯びていた。
袴をつけた老主人が現れて
「手料理で、何か工夫したものを差上ぐべきですが、何しろ、手前の体がこのようでは、ろくに指図も出来ません。それで失礼ですが、略式に願って、料理屋のものでご免を頂きます」と叮嚀に一礼した。
私は物堅いのに少し驚ろいて、そして出しなに仰々しいとは思いながら、招待の紋服を着て来たことを、自分で手柄に思った。娘もこの間の宴会帰りとは違った隠し紋のある裾模様をひいている。
小薩張りした服装に改めた店員が、膳を運んで来た。小おんなのやまは料理を廊下まで取次ぐらしく、襖口からちらりと覗いて目礼した。