Classici giapponesi con furigana
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うたかたのき
泡沫の記
久生 十蘭
Leggi 泡沫の記 (うたかたのき) di 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.889 caratteri · 26 schermate
肝臓は充血し、腎臓は大でチアノーゼあり、他はすべて正常である」
つぎに頭部を解剖し、頭蓋骨、脳及び脳膜に、一部、不整発達、一部、慢性炎症による退行変性を認めたと言っている。「頭部の外皮は肥厚し、血液を多く含む。頭蓋骨の身長に対する比率は小。左右、稍不均等なり、顱頂骨は特に薄弱なれども、縫合の骨化は完全にして、異状を認めず。右の血管内腔にバッキオ氏肉芽発生す。頭蓋骨底部の血管には暗色の血液充満す。脳量(硬脳膜を除き)一三四九瓦。蜘蛛網膜は両半球に亘って、大部分肥厚し、白濁を呈す。一部、一馬克貨幣大の癒著を起し、胼胝状になり、顱頂骨の対応部は薄紙状に薄痩す。脳実質は血液豊富にして、稍、軟弱」
王の遺骸は黒樫の棺槨におさめ、ウルム湖畔にある陸繋島のシュロスベルヒ(城の山)という丘の上にある古城(ルウドイヒ二世が造営した新城にたいしていう)に移し、王が幼なかった頃、起居した「マク王の部屋」に安置して椰子の葉と薔薇の花で蔽った。博士の遺骸は、つづきの脇間の、湖に向いたロココ風の明るい窓の傍に置き、城の薔薇園から摘んできた庚申薔薇で蔽ってあった。
「脇間の窓の下に、初夏の白い雲をうつしている湖の水がある。