Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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わたしのりれきしょ

浅沼稲次郎 私の履歴書ほか

浅沼 稲次郎

Leggi 浅沼稲次郎 私の履歴書ほか (わたしのりれきしょ) di 浅沼 稲次郎 (あさぬまいねじろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 46.264 caratteri · 91 schermate

Aozora Bunko

ところが二階から突然『そうだ』と叫び一壮漢が立上がったかとみるや、下にとび降りた。とび降りた当人はなんでもなかったが、天井から人が降ったのだから、その下敷になった人はたまらない。一人が打ちどころが悪くて死んだということである。私の演説が間接的にしろ殺人を行ったのである。

その二は昭和六年冬、全国労農党秋田県大会が行われたときである。私は細野三千雄、川俣清音、黒田寿男らの諸氏とともに、雪の降りしきる秋田県についた。駅には多数の出迎えの人があり、地元では駅前でブッて気勢をあげ、会場までデモる計画だったらしい。私たちはつぎつぎと演説したが、私が激越な口調でブッたところ、立会の警官から『弁士中止』の声がかかった。それにも構わず続けていると『検束!』という声がかかり、聴衆と警官との間に大乱闘が始まったのである。

私のところにも警官が押寄せたが、その時、私の前に立ちふさがり、私をかばってくれたのが五尺八寸、二十数貫という巨漢佐藤清吉君であった。佐藤君は相撲取りをしたことがあり、力があるので指揮者の警部補を殴りつけて傷を負わしてしまった。そのため私はすぐ釈放されたが、佐藤君は公務執行妨害で八ヵ月の刑を受けた。