Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
わたしのりれきしょ
浅沼稲次郎 私の履歴書ほか
浅沼 稲次郎
Leggi 浅沼稲次郎 私の履歴書ほか (わたしのりれきしょ) di 浅沼 稲次郎 (あさぬまいねじろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 46.264 caratteri · 91 schermate
その日私は、先日なくなられて早稲田大学政治経済部葬になった市村今朝蔵氏が英国で勉強する為に――洋行するので、横浜に見送りに行っていて、発会式の時のことを知らなかった。帰って来ると、学生が訪ねて来て、実は昨日こういう事件が起きた、ひとつ学生大会をやって、大いに軍事研究団反対の気勢を挙げてほしいと言う。私は、卒業の時期が延びて、まだ学校に籍があって雄弁会に関係して居たものだから、雄弁会主催という事で学生大会をやった。
大隈侯の銅像の前に五、六千の学生が集った。今は故人の安達正太郎君という雄弁会の幹事が出て、開会の辞をやり、次いで私が決議文をよんで、さてこれから私が演説を始めるという時に、黒マントを被った、柔道部、相撲部の連中が殴り込んで来た。中には、汚い話だが、糞尿を投げるやつがある、あっちでも、こっちでも大乱闘が始まる。戸叶武君の如きは大隈侯の銅像の上から落され、負傷するという始末で学生大騒乱の中に終った。丁度この日は金曜日だったので、われわれ学生はこれを「血の金曜日」と呼んで、大に気勢をあげたものである。
それ以後は、この文化同盟と、暴行学生の中心団体たる縦横倶楽部という右傾学生の集団との間に対峙が続いて、われわれは捕まると殴られるというので普通の学生の恰好をしては、危なくて歩けない状態であった。