Classici giapponesi con furigana
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Leggi 浮雲 (うきぐも) di 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.980 caratteri · 222 schermate
「フフウ嫉妬の原素も雑ッている。それから」
「モウこれより外に言う事も無い。また君も何にも言う必要も有るまいから、このまま下へ降りて貰いたい」
「イヤ言う必要が有る。冤罪を被ッてはこれを弁解する必要が有る。だからこのまま下へ降りる事は出来ない。何故痩我慢なら大抵にしろと『忠告』したのが侮辱になる。成程親友でないものにそう直言したならば侮辱したと云われても仕様が無いが、シカシ君と我輩とは親友の関繋じゃ無いか」
「親友の間にも礼義は有る。然るに君は面と向ッて僕に『痩我慢なら大抵にしろ』と云ッた。無礼じゃないか」
「何が無礼だ。『痩我慢なら大抵にしろ』と云ッたッけか、『大抵にした方がよかろうぜ』と云ッたッけか、何方だッたかモウ忘れてしまッたが、シカシ何方にしろ忠告だ。凡そ忠告と云う者は――君にかぶれて哲学者振るのじゃアないが――忠告と云う者は、人の所行を非と認めるから云うもので、是と認めて忠告を試みる者は無い。故に若し非を非と直言したのが侮辱になれば、総の忠告と云う者は皆君の所謂無礼なものだ。若しそれで君が我輩の忠告を怒るのならば、我輩一言もない、謹で罪を謝そう。