Classici giapponesi con furigana
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
Leggi 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) di 葉山 嘉樹 (はやまよしき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 161.305 caratteri · 321 schermate
ほんとうに、僕らが、僕らの持っている偉大な力に、自分から驚く時の来るまでは、いたずらに、僕らは犬死にをしなければならないんだ」上陸の時以外に彼らが口にすることのできない一杯の紅茶は、彼らを興奮せしめたように見えた。藤原は自分でもそう思いながら、自分に追っかけられて話しつづけるのであった。
「わかったよ、藤原君! 僕らは、一飛びに跳ぶことよりもジリジリ進む方がいいんだろう。自分だけがブルジョアになろうとするよりも、成功しなくてもプロレタリアの戦士で、倒れた方がいいんだ。僕には、それがよくわかるんだ。そしていつも君たちには敬服してるんだ。だが、僕には、その勇気と、決断と、信念とがないんだ! つまり憶病者なんだ! 僕は! 卑怯者なんだ! だが、僕は、今度は、やるよ、やって見よう! コーターマスター四人をも起たせて見よう。僕にもようやくわかったような気がするよ」小倉は、ようやく厄介なものを払いのけた、と言ったふうな顔つきをして残ってる菓子を摘まんだ。
「それで」と西沢は口を切った。「だれが船長に打っつかるんだい」彼は、まるっ切り黙ってるわけにも行かない場合にしゃべるような、それと同じ気持ちで、同じようなことをそこへ吐き出した。