Classici giapponesi con furigana
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
Leggi 渡良瀬川 (わたらせがわ) di 大鹿 卓 (おおしかたく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 280.528 caratteri · 557 schermate
重大なる害を安寧を害すと認めない。あまり甚だしい事実の差でございます。農商務大臣は、竹槍蓆旗をもって官衙に訴えることでなければ、これを安寧に害ありと認めないか。土地に住むものが一人も残らず、その土地を転住するとかなんとかでなければ、これを安寧に害ありと認めないのであるか」
正造の口調はまたしても激越を帯びてきた。
「これはまるで事実を知らないからである。しからざればこの如き不都合な答弁を通すわけはない。もしこれを知っていてこの如き答弁をしたとしたら、即ち農商務省全体もこの鉱毒を受けたものといわなければならぬ。かの古河市兵衛は非常な財産家である。道途の言によるなれば、古河市兵衛に対しては各大臣といえどもお世辞を使うくらいであると、なるほど、農商務大臣も足尾銅山の毒素を受けたものと見える。斯のごとく農商務全体が腐敗して足尾銅山の鉱毒をうけた。いわゆる銅臭だ」笑声が爆ぜた。正造はなおも汚いものでも吐きだすように大口をあけて「この銅臭の毒気をうけて己がその毒中にあるからして、鉱毒は格別のことではないと思うのである。即ち雪隠にいて臭きを知らざると一般で……」