Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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むざん

無惨

黒岩 涙香

Leggi 無惨 (むざん) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 27.602 caratteri · 56 schermate

Aozora Bunko

施寧は生れ附き甚だ醜き男にして頭には年に似合ぬ白髪多く妾は彼れを好まざれど唯故郷に帰る嬉さにて其言葉に従いしなり頓て連られて長崎に来り見れば其弟の金起と云えるは初め妾が長崎の廓にて勤めせしころ馴染を重ねし支那人にて施寧には似ぬ好男子なれば妾は何時しかに施寧の目を掠めて又も金起と割無き仲と無れり去れど施寧は其事を知らず益々妾を愛し唯一人なる妾の母まで引取りて妾と共に住わしめたり母は早くも妾が金起と密会する事を知りたれど別に咎むる様子も無く殊に金起は兄施寧より心広くしてしば/\母に金など贈ることありければ母は反って好き事に思い妾と金起の為めに首尾を作る事もある程なりき其内に妾は孰かの種を宿し男の子を儲けしが固より施寧の子と云いなし陳寧児と名けて育てたり是より一年余も経たる頃風とせしことより施寧は妾と金起との間を疑い痛く怒りて妾を打擲し且つ金起を殺さんと迄に猛りたれど妾巧みに其疑いを言解きたり斯くても妾は何故か金起を思い切る心なく金起も妾を捨るに忍びずとて猶お懲りずまに不義の働きを為し居たり、寧児が四歳の時なりき金起は悪事を働き長崎に居る