Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

Leggi 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 101.908 caratteri · 204 schermate

Aozora Bunko

「ここなら、大丈夫だ、まあ、そこへ掛けろ」

ターネフは、二人にいって、自分で、室のまんなかにある卓子の方へ椅子をもっていった。

ニーナもワイコフも、てんでに椅子をはこんで腰をかけた。

「あの日本人の娘どもは、もっとおとなしくさせるわけにいかないのかい。どこの部屋でも、えんりょなしに入ってくるので、始末がわるい」

ターネフ首領は、にがい顔だ。

「でも、あれをへたに禁止すると、かえってあの娘たちに警戒心を起させますわ。今日一日のことですから、辛抱していただかなければ」

と、これはニーナの弁明である。

「ふん、まあ、これはいいとして、例の方は、手ぬかりないだろうな」

「ええ、準備は、もうすっかりついています。今回同時爆発をとげる工場の数は、全部で五十六ということになっています」

ワイコフ医師は、とんでもない報告をするのであった。

「同時爆発というが、まちがいないだろうかねえ。時刻がきちんとあわないと、どじをふむからなあ」

「その点は、大丈夫です。ものの五分と、くいちがいはないはずです。すっかり試験をしてありますから、まちがいなしです」

「銅板を酸がおかして、穴をあけるまでの時間だけ、もつというわけじゃな」