Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうげん『しょくどうらく』

狂言『食道楽』

北大路 魯山人

Leggi 狂言『食道楽』 (きょうげん『しょくどうらく』) di 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 4670 caratteri · 10 schermate

Aozora Bunko

登場人物 大名 目 鼻 口 手 心 耳

大名 「まかり出でたるは、このあたりの大名でござる。われ日頃より、美食をなしてござれば、当年とって百一歳でござるが、これごらんあれ、栄養は満々点、ヒフの色はツヤツヤと、あの方の心臓もことの外つようござる。なんと方々うらやましうはござらぬか。老いてますます盛んとは、まことにそれがしのことでござる。ハハハハハ

ただいま、食事も了ったれば、まず、ゆるりといたそう。ヤレヤレ、ヤットやなあ、どうやらねむうなってきたわ。腹八分目と、ことわざにいえば、きょうとても、八分目でひかえたにかかわらずこのようにねむいは、いかなこと、目があかぬわ、グータラグーグーグータラ」

舞台、暗転

目 「これは、目でござりまする」

鼻 「まかり出でたるは、鼻でござる」

口 「このものは口でござりまする」

耳 「わらわは耳でありつるぞ」

胃 「これは胃袋でござる」

手 「われこそは手にござりまする」

心 「まかり出でたるは、心でござりまする」

目 「よいぐあいに、うちの大名は、いねむりをいたしております」

鼻 「この間に、そっとぬけ出してまいってござる」

口 「さあさあかたがた、ゆっくりくつろいで語ろうではござりませぬか」