Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

Leggi 猟奇の果 (りょうきのはて) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 134.971 caratteri · 270 schermate

Aozora Bunko

露顕

ア、待ち給え。一寸重大な事件が起ったので、腕利きの部下を五六名同道する様に云ってくれ給え。相手は中々手強い奴だと云ってね」

首相自ら斯くの如き異様な命令を発するとは、嘗つて前例のないことだ。併し、どうせ相手は偽総監、偽素人探偵だ。同類からの電話なら飛んで来るに極っている。

だが、伯爵は何の為に総監や明智を呼ぶのであろう。二人丈けならまだ分っているが、屈強の警官数名を伴ってこいというのは、どうも変だ。一体全体ここで何を始める積りであろう。令嬢美禰子さんは不思議に思わないではいられなかった。そんな事は予定の筋書になかったからだ。

併し、野村秘書官は、何の不審をも抱かぬ体で、ドアをあけて、電話室へ立去ったが、間もなく引返して来て、

「総監はすぐお出でになります」と報告した。

露顕

三十分程たって、伯爵と秘書官とが、別の応接室で待受けている所へ、ドヤドヤと警視総監の一行が乗り込んで来た。

テーブルを囲んで椅子についたのは、伯爵、野村秘書官、赤松警視総監、明智小五郎の四人、同道した警官達は玄関の外に待っているのだ。

明智小五郎は入口に立って廊下を見廻し、誰もいないことを確めると、ドアを密閉して席に戻りながら、