Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 19.805 caratteri · 40 schermate

Aozora Bunko

虹ヶ浜へ小さい家をかりてあげましょうかとも思ったが父上が家を離れなさることは不可能だから、お離れをこしらえて、そこでは埃をかぶらないようにしていらっしゃったらいいと、そう光井叔父上とも御相談したのです。これはいいプランでしょう? 私は娘であり同時に息子であるわけですからね、こういうことの実際に当っては。金のなかなかもうからぬことは閉口であるが。私はいい思い付はどんどんやることにきめて居ります。賛成でしょう? 余り細かい字でお目にわるいか知ら?

第四信の附録。

一九三五・一・五日夜(手がつめたくてきれいな字でなくなって御免下さい。)

今夜はあまり風が烈しくガワガワバタバタと庇のトタンが鳴り、且つ手がつめたく新しい仕事にかかる気がないので、又一寸かきつづけます。

さっき、『クロムウェル伝』を入れるようにかきましたが、これはあっちこちをよんで見て今おやめに決定いたしました。カーライルの例の文章でクロムウェル書簡の間に生涯を研究したもので且つ第一巻きりでは大したことがない。それだからおやめにしてランゲを入れましょう。

『科学者と詩人』とは訳者の調子がわざわいしてやや甘たるいところが過重せられていると信じるが面白うございます。