Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 174.521 caratteri · 344 schermate

Aozora Bunko

ます。わたしの一つの指環にそれが三つ小さく並んでほんとに可愛くきれいなのがあります、(ああ。「白藤」でおよみになった、あの父のくれたというのがそれです)複雑な調和の変化があって、この音とその音を合わせて面白く、さて、その響とこの響の和音の恍惚とさせるよさ、とつきるところがないようです。人間の精神と感覚の至上の幸福というものがあるなら、それはそういう諧調の感じられる対象をこの世にもっているということにつきますね。こういうよろこびは天上的よ。その天上的なる愉悦のためには下界の波瀾は、波瀾に止るというところがあります。波は砂と岩とを洗います、怒濤ともなり私たちを溺らしもします、しかし波だわ。

八月七日十一日のお手紙による軽い本のこと。只今ここにあるのは、『アロウスミスの生涯』(アメリカの医者が、医療企業の悪辣さと争いつつ科学者として生きる努力)、それでも地球は動く(ガリレー伝)、『飢と闘う人々』(クライフ著)小麦、食肉、玉蜀黍、見えざる飢(ヴィタミン)等の改良、発見に献身した人々の伝。このクライフという人は、『細菌を追う人々』パストゥールや何かの伝をかき世界的な著者です、『細菌』