Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate
ゆっくりとよく休養なさらないと無理であると思いました。それに一日だけもてばよいというのでもないから。くれぐれも大切に、と願います。五十キロでは換算してみたら十三貫すこしですね。十キロはおとりかえしにならなければね。申すまでもないことですが、暑いときは塩の辛いものが案外食慾をすすめます。何とか工夫して、少しずつ食慾の出るように。夏ミカンの汁しぼって砂糖いれてトマトを三杯酢のようにしてあがってみたらどうでしょう。ゆで玉子を小さく切ってまぜて。サラドのようになりますが。そして食パンと一緒に。サーディンを夏ミカンの酢で上ったことありますか? こんなのもどうかしら。あなたは夏は果物の酸を御愛用でしたから、何とかそのこのみを御利用になることですね。はい、といって何か一皿出してあげたいと思います。夏みかんのみをほぐして玉子と砂糖かけて、そこへトマトまぜても上れるでしょうし。いろいろなさるの面倒くさいでしょうね。自分で考える(献立など)ことが出来れば、いわば食慾があるという状態なわけですから。でもどうか御工夫下さい。つめたいものと求めても中途半端ですし、かえって熱いものの方が汗は出るが気分が引立ちます。