Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate

Aozora Bunko

十月十七日までの完了をフイにしないということは大いに心にかけて居ります。この読書の完了を本年の十月十七日にするということは、私にとって決して何でもないことではない心持なのです、去年だって同じというのではなく。ね。

夏の庭のスケッチ。景色目に見えるようでしょう? 小草にかかる泉のしぶきの眺めなど。

けさのお手紙。第一註文でオールライトとなるようだと、と云っていらっしゃるお気持、そのスーッと工合がわかるようで何とも申しようなし、です。ああ私は実に几帳面な事務家で、そして又実にゆたかな溢れるような抒情詩人でありたいというのだから、一騒動なわけですね。新しい詩性のタイプなわけだから。こっちで我まんして下さい、と一方だけさし出しておじぎすることはしようとも思っていないのだから。どうぞどうぞ御辛棒。今すこしというような体裁のいいことは云わず、きっとこれからも時々眼玉頂いて、赤くなって間誤付くこともあるだろうと思いつつ、でも、些かすこしはましになります。

実例。『ダイヤモンド』はいきなり社へ行って、十六日とってきょう速達いたしました。バックナムバーは発行元でなければ駄目ですね。