Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate
今まで自身心づかなかったことでしたが、何だか、きょうは分りました。しかし、あなたもいくらかは分っていらしたかしら? 十日におめにかかったとき、この手紙の内容につき、「いや早起きをショウレイした手紙だがね」と云って笑っていらして、そこにニュアンスがあったから。きっとそうでしょうね。そのニュアンス思い出す方が、つかれ癒る感じだから、そうなのでしょう。
夏ぶとん届きました、白い浴衣も。掛布団届きましたろうか。それから、この春着ていらした袷と同じ羽織(茶っぽい銘仙)そちらにはないでしょうね。領置のままかしら。うちさがしても見当らず、どうしたかと思って居ります。別のを一組、雨がやんだら送りますが。私のつもりでは別の一組は外出用と思って居たのですが、とりあえず。その着物と一緒に薄毛のズボン下一枚。半襦袢、毛糸の肌着と入れます。今年はいかが? シャツはやっぱりなるたけ召しませんか。それに一番下へ召すもの、今年は木綿と毛の交織等なくなったので、洗ったものを送ります。衣更えにさっぱり新しいもの、せめて下には、と思いますが、それでも衛生のこと考えるとね。春よりも秋は猶湿気をふせぐものがあげたいから。