Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 374.755 caratteri · 745 schermate

Aozora Bunko

考え中です。あなたのお気持を考えているわけです。もうユリもかえっただろう、そうお思いになると、すこしホッとなさるところもあるのではないかしらとも思って。私たちの生活のあの日、この日、ねえ。私はそう思っていて、別に乱されても居りません、勿論それは、というのは当然だけれども。展開するポイントがわからないのに、只毎日毎日というの――いかが? 月曜はゆきません。火曜日に参ります。日比谷からのかえりに、午後早く。私はそこに一つの点を見て居りますから。

多賀ちゃんは私の手紙とゆきちがいに、何だか平凡なつまらない、あきらめ(生活全体について)の手紙よこしました。自分の心をころして皆が心持よく暮すなら云々、などと。それで納まれる万事であるならそれでよろしいのでしょう。それならばそのように私も考えておいていいのでしょうから。しかしまだ分らない、先の手紙の返事は来ていないのですから。

すこし曇って来ました、手套つきましたろうか。

きょうは十二月十日太郎の誕生日。でもクリスマスに併合するのだそうです。私は一月二十三日のおくりものとして、今から『魯迅全集』と『秋声全集』