Classici giapponesi con furigana
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せいかつといちまいのしゅうきょう
生活と一枚の宗教
倉田 百三
Leggi 生活と一枚の宗教 (せいかつといちまいのしゅうきょう) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 69.276 caratteri · 137 schermate
背中に負っていたからこそ、それをしなくてもよいということになると、非常にらくになる。受け取ろうということ、それが必要であるということをお感じにならなかったならば、何でもないとおっしゃるに相違ないと思いますが、しかし私にとっては、念仏を申さるるように生きるということは、私がどうしてもしなくてはならないたいせつなことであったのでありますから、そのことを私がしなくてもよい。つまり背中に背負っている念仏を前におろしたわけであります。何もすることがないことになって、はじめてそのものといっしょになるのであります。そういう状態になってきますと、実際にこの一つ一つのものが、世界がずっと一つに見えて、自分が目を開いている、自分が宇宙の目であるという感じがするのであります。トンボの目は複眼であります。たくさん目があります。みなさんにも目がありますけれども、この宇宙の中でこういうもの(机をさして)は目がないわけであります。私はぱっちりと目を開いている。私が宇宙の代りになって目を開いていて、世界を一目に見ている。そのときにほんとうに私は嬉しかったのであります。それで老師のところへいったところが、「そら受け取ることはできますまいが」