Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しろばなのあさがお

白花の朝顔

泉 鏡花

Leggi 白花の朝顔 (しろばなのあさがお) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 30.880 caratteri · 62 schermate

Aozora Bunko

某省の辞令をうけて、区々たる挿画ごときは顧みなかったために債が迫った。顧みないにした処で、受合った義理は義理で、退引ならず二階で、膝詰の揮毫となる処へ、かさねて、某新聞の記者、こちらは月曜附録とかいう歌の選の督促で一足後れたが、おくれただけ、なお怒ったように、階子段を、洋袴の割股で押上った。この肥ったので、二階へ蓋をしたように見えました。

「流行るんだなあ。」

編輯、受附、出版屋、相ともに持込むばかりで、催促どころか、めったに訪問などされた事のない、兄弟子は、夜風を横外頬へ、げっそりと腹を空かして、

「結構ですな。」

枯野へ霜がおりたような、豆府の土手の冷たいのに、押取って、箸を向けると、

「およしなさい。」

と酔とともに、ふらふらとかぶりを振って、

「牛鍋の湯豆府なんか、私の御馳走ではないのですから。……あなたのお頼みなさいました、そのお弟子さんですがね、内へおいでなさるんなら、この覚悟、ね、より以上かも知れませんから。お葱や、豆府はまだしも、糸菎蒻だと思って下さいましね。お腹が冷たくなるんですから……お酒はあります。あ、私にも飲まして頂載。もう一杯もっとさ。