Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しろうまだけ

白馬岳

木暮 理太郎

Leggi 白馬岳 (しろうまだけ) di 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.746 caratteri · 28 schermate

Aozora Bunko

白馬尻は海抜千五百七十二米約五千二百尺であるから、四ツ家より高きこと二千八百七十尺余り、距離は直径にして二里半に六町ほど足りない。即ち一里について千二百三十三尺、一町に付て三十四尺の上りである。之を白馬尻から葱平まで直径にして十九町、葱平から絶頂まで十二町、合せて三十一町の間に高さを増すこと四千四百九十一尺、即ち一町に付て百四十五尺の上りとなるのに較べると難易元より同日の談でないことが判明する。それで上りに要する時間は、前者も後者も似たりよったりで、先ず四時間内外であるから、ここまで来れば白馬登山の前半を終ったことになる。

二股から白馬尻までは闊葉樹の森林であったのが、白馬尻に出ると急に四方がパッと開いて、灌木なども余り見当らず、針葉樹の林というものは絶えて無い。多くの高山は闊葉樹林の次に針葉闊葉の混淆林があり、次に針葉樹林となり、灌木帯、草本帯となるのであるが、白馬岳には信州惻には全く針葉樹林が欠けている。

白馬尻の小屋から灌木の中を少し西に行くと、忽ち眼前に愉快な光景が展開する、雪渓!九天の銀河が一夜に落ちて此処に止まったのではないかと疑わしめる、随分長い、視線の及ぶ限り続いている、幅は広い所で二町余り、長さは二十町を超えているであろう。