Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

いしころみち

石ころ路

田畑 修一郎

Leggi 石ころ路 (いしころみち) di 田畑 修一郎 (たばたしゅういちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 19.254 caratteri · 39 schermate

Aozora Bunko

と言っていると案の定「リュウさん」で、大笑いしたことがある。また、彼の話しっぷりそのものが、咳やうなずき工合と同じに突拍子もなくて、黒竜会の壮士だったというのも、いくらかそういうこともあったのだろうが、彼の話しぶりにも由来しているのだろう。「リュウさん」と皆が言うので、僕は「竜さん」だと思いこんでいたら、ほんとうの名は「隆さん」だった。

「タイメイ」という人は若い指物師で、やはり東京に何年か出ていたのだが、病気で帰っているという。なんだか亀の名みたいで僕は「リュウさん」の例もあるし変な気がしていたが、字を訊くと「泰明」という立派な名前なのでよけいに面喰った。

「タイメイ」さんは医者のかえりだと言って薬瓶をさげて入ってきた。銘仙の光る着物を長く着て、帯を腰の下の方に結んで、ロイド眼鏡の鼻にあたるところが橋のようになっているのをかけて、顔は島の人に似合わない白さだった。それに様子全体に何だかちょこちょこした、椅子に腰かけるにもそこらを歩くにも小腰を落したような、変に柔かい、遊人風なところがあった。

「病気はなんだい」と、檜垣がからかうように訊く。

「え、まア、神経衰弱ですね」