Classici giapponesi con furigana
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いちりこしゅぎしゃとゆうじんとのたいわ
石川啄木集(下)
石川 啄木
Leggi 石川啄木集(下) (いちりこしゅぎしゃとゆうじんとのたいわ) di 石川 啄木 (いしかわたくぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7069 caratteri · 15 schermate
もう三年からになる。
B そうだろう。おれはどうも初め思いたった時、君のやりそうなこったと思った。
A 今でもやりたいと思ってる。たった一月でも可い。
B どうだ、おれん処へ来て一緒にやらないか。可いぜ。そして飽きたら以前に帰るさ。
A しかし厭だね。
B 何故。おれと一緒が厭なら一人でやっても可いじゃないか。
A 一緒でも一緒でなくても同じことだ。君は今それを始めたばかりで大いに満足してるね。僕もそうに違いない。やっぱり初めのうちは日に五度も食事をするかも知れない。しかし君はそのうちに飽きてしまっておっくうになるよ。そうしておれん処へ来て、また引越しの披露をするよ。その時おれは、「とうとう飽きたね」と君に言うね。
B 何だい。もうその時の挨拶まで工夫してるのか。
A まあさ。「とうとう飽きたね」と君に言うね。それは君に言うのだから可い。おれは其奴を自分には言いたくない。
B 相不変厭な男だなあ、君は。
A 厭な男さ。おれもそう思ってる。
B 君は何日か――あれは去年かな――おれと一緒に行って淫売屋から逃げ出した時もそんなことを言った。
A そうだったかね。
B 君はきっと早く死ぬ。