Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
わたしのかんそう
私の感想
宮本 百合子
Leggi 私の感想 (わたしのかんそう) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4800 caratteri · 10 schermate
母心の叡智も個人的なものからよりひろいものに向けられる実践力となる必要がある。
七 子供と家庭
お米のありがたさがいよいよ切実に身にしみて来た。きのう北海道から知り合いのお婆さんが上京して来ていろいろ話の末、お米のことになったら、わしらと子供は一日一合八勺ですといかにも淋しそうな表情で語った。その地方では六十歳以上と子供とは一日一合八勺ときめられているのだそうだ。近所にやはり六十を越したひとりもののお婆さんがあって、その年よりは他家の使い歩きをしたり、物を運んだり、山へ行ってきのこをとって売ったりして、ひとりの生計を立てている。六十を越したからといって一合八勺の米ではその日がしのげないので、どうか一人並に増すように願って下されということをその婆さんの家へたのんで来た。お婆さんは娘婿の家にいて、そこが隣組長をしているのであった。その計らいができて、きのことりのお婆さんは三合五勺を貰えることになった。お婆さんは手を合わせてよろこび、そのお礼にといろいろのきのこをこの秋はもって来てくれたそうだ。きのこを貰う側のお婆さんの婿がなまじ隣組の長をしていることは何と気の毒だろう。