Classici giapponesi con furigana
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たけのさとびと
竹乃里人
伊藤 左千夫
Leggi 竹乃里人 (たけのさとびと) di 伊藤 左千夫 (いとうさちお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.338 caratteri · 29 schermate
のです、大槻磐渓の『近古史談』というのに、美濃の戦に敵大敗して、織田氏の士池田勝三郎、敵の一将を追うことはなはだ急なりしが竟に及ばずして還る、信長勝三にいう、曰く、今の逃将は必ず神子田長門である、およそ追兵のはなはだ急なる時に方っては、怯懦の士必ず反撃して死す、死せずして遠く遁る、大剛者にあらざればあたわず、既にしてはたして神子田であったと、あります、
平気で生きて居ると平気で逃るとは趣がやや同じであって、平気で生きている方が、よほど難事であるように思われます、敵に追われたとてその敵がもし自分より弱い奴でもあれば、更に遁るることが出来るまた充分に逃げおおせる見込があるとすれば、恐怖心に襲われないで、平気で逃げることも出来る訳であるが、死という奴に追って来られたばかりは、遁るる見込みが立たないから、どうしても恐れずに居られない訳である、その死という奴が一歩の背後にまでやって来ている際にも、一向その死ということを苦にせず、なお平気で吾したいことをなして生くるまで生きていることは、単に勇気ばかりでは出来ない、勇気以上の悟りがなければ出来ない