Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のうのなかのれいじん

脳の中の麗人

海野 十三

Leggi 脳の中の麗人 (のうのなかのれいじん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.774 caratteri · 28 schermate

Aozora Bunko

被害者宮川のうしろから忍びよって兇器をふるったことを、こんどははっきりした語調でのべました」

「ふーん、そうですか」

「こんどまた被害者宮川が博士の手で生きかえれば、きっとまた殺さないでおくべきかといっていましたよ。まるで芝居のせりふもどきですよ、ははは」

「いや、この傷では宮川氏はもう二度と生きかえらないでしょう」

宮川は、彼が捨てた八形八重のため、二度も兇刃をうけたのだった。博士は宮川のためにそれをいわなかったが、あの青い手帖に書かれてあったYという女はこの八重にちがいなく、もちろんあの手帖は宮川のものにちがいなかった。ただ手帖を記憶していた脳の部分が欠損したので、その記憶を失っただけのことだ。

この事件以来、博士は脳の移植手術をやることを好まなくなった。