Classici giapponesi con furigana
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じさくしょうぞうまんだん
自作肖像漫談
高村 光太郎
Leggi 自作肖像漫談 (じさくしょうぞうまんだん) di 高村 光太郎 (たかむらこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4162 caratteri · 9 schermate
ボストン停車場の線路はいいという事だったので、後日ボストンに行った時その線路の配置を注意して見たが自分にはさっぱり分らなかった。岡野さんは実に頭のいい人で何でもてきぱきと分った。余程以前に一種のブレイン トラストのようなものを組織せられた事があると記憶する。今もむろん健在の事と思うが、私のあの胸像はどうなっているかしらと時として思い出す。
私は外国に居る間、外に肖像を作らなかった。日本に帰ってから丁度父光雲の還暦の祝があり、門下生の好意によって私がその記念胸像を作ることになった。まるで新帰朝の私の彫刻技術を父の門下生等に試験されるようなものであった。はじめ作って一同の同意を得たものは石膏型になってから急にいやになり、一週間ばかりで二度目の胸像を作り、この方を鋳造した。「世界美術全集」などに出ている写真はこの胸像であり、当時一般から彫刻の新生面と目されたのであるが、この胸像は実物の彫刻よりも写真の方がよい位で、甚だ見かけ倒しの作だと今では思っているので、そのうち鋳つぶしてしまう気でいる。父の胸像はその後一二度小さなのを作った事があり、死後更に決定版的に一つ作った。