Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぶま
舞馬
牧 逸馬
Leggi 舞馬 (ぶま) di 牧 逸馬 (まきいつま) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7843 caratteri · 16 schermate
腹へしみるね」
「ほんとにそうかしら――」
「うん。いやに腹わたへしみらあ」
「そんなこっちゃないよ」
「え?」
「あたし何だか親方に済まないよねえ」
「おかみさん、おら、一まわりそこらを歩いてくるよ」
「お待ちよ。お待ちったらもすさん、お前この頃、へんな噂を聞くだろう? お前とあたしのことさ。おなかの子が何うとかこうとかって、莫迦莫迦しい――お前みたいな子供の子なんか、考えてもいやなこった。親方んだよ。いいかい、覚えてておくれよ、誰が何を言ったって親方んだからね――」
お八重はすこし芝居がかって、ここでがっぱとばかり泣き伏した。
「知ってるよ。泣かねえでくれよおかみさん。親方が帰ってくるとおれが困るからよう――泣き上戸だなあ」
「泣き上戸だって、嫌だよお前の子なんか! いやだ、いやだ、いやだあっ!」
「だからよ、困るなあ――」
「何うしてくれる、もすさん、さ、何うしてくれるのだい」
「だっておかみさん、おまえ今親方んだって自分で言ったくせに、自分でそ言っときながら――知らねえよ、おらあ」
「知らねえ? 知らねえ? ほんとに知らねえか。ああ、薄情野郎め、知らねえか、ほんとに」