Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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はですがたまんねんわかしゅ

艶容万年若衆

三上 於菟吉

Leggi 艶容万年若衆 (はですがたまんねんわかしゅ) di 三上 於菟吉 (みかみおときち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 33.800 caratteri · 67 schermate

Aozora Bunko

只今ではこの事漸く公けに聞え、上ではよりより詮議の最中――此の事を聞いた時拙者は其方を思い出した。ま、怒らずとお聴きゃれ、思い出ずれば八年前、其方に不忍池畔に出逢い、友の契を結んでより、拙者の情誼はいつも変らぬ。拙者は絶えずそなたの身状を案じておるのじゃ。しかるに其方は頑固すぎる拙者よりも、かの放蕩の片里を好み、だんだん拙者には疎くなったに依り、此頃では打絶えて訪れも交さねど、それは其方の求めた事で、決して拙者の本意ではない。その間かけ離れて三月に一度、年に一度思わぬ邂逅なすたびに、いつも拙者が怪しむのは、何時まで経っても其方の姿が、あの上野山下の奇遇の節と、寸分変らぬ美しさ、若々しさを保っているという事じゃ。な、呉羽之介どの人というものは、総てひと日ひと日年をとる。生れたての赤児より、八十の老人に至るまでいつもだんだん変ってゆくのが天の道理じゃ。しかるを其方がこのように、世にも不思議な何時までも、そのうら若さを保っているのは、迚も理窟で考えられぬ。其処でつい拙者も疑うのじゃ――呉羽之介どの。真逆に其方は世評の如く切支丹の邪宗を信奉なし、魔術を行うものではあるまい……しからば一体どうした訳で、かくも常若でおわすのじゃ。