Classici giapponesi con furigana
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はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
Leggi 花と龍 (はなとりゅう) di 火野 葦平 (ひのあしへい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 410.131 caratteri · 824 schermate
を踊らしてんか、いやはって、妻太郎はんと代りましたんや」
「やっぱり、おれの考えたとおりじゃった。……それで?」
「ほたら、あないな、どえらい騒ぎになって、小屋は焼けて、わやになってしまうし――金五郎さんに逢おうと思て、わざわざ、東京から来たんやけど、一ぺん、帰って来う。……いやはって、……」
「東京に帰った?」
「久しぶりで来て、若松の様子もわかったし、……なんより、一番に、あんたはんのこと知りたかったんやろな。……日若座の後始末のゴタゴタ、それに、選挙のゴタゴタ、そないなときに、金さんの気を散らしたらあかん、すまんさかい、と、いうて、火事の翌る朝、早ように……」
「帰った?」
「選挙がすんだら、出なおして来る、いやはってな」
「ふウン……?」
相かわらず、神出鬼没だ、と思い、金五郎は、次の機会のお京の出現に、不気味なものを感じた。
(一体、お京はなにを考えとるのじゃろうか? なにをしようと、いうのじゃろうか?)
しかし、その不安のなかにも、一度は逢いたい気持は強かったのである。
君香がなにか重大な秘密を隠していることには、金五郎は気づかなかった。
「あては、ここで」