Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

奴が忍び込むは盗賊か何だか分りませんから、

梅「曲者待て」

と云いながら領上を捕える。曲者は無理に振払おうとする機みに文箱の太い紐に手をかけ、此方は取ろうとする、彼の者は取られまいとする、引合うはずみにぶつりと封じは切れて、文箱の蓋もろともに落たる密書、曲者はこれを取られてはならんと一生懸命に取返しにかゝる、遣るまいと争う機みに、何ういう拍子か手紙の半を引裂いて、ずんと力足を踏むと、男はころ/\/\とーんと幡随院の崖縁へ転がり落ちました。其の時耳近く。

廻「八つでございまアす」

と云う廻りの声に驚き引裂いた手紙を懐中して、春部梅三郎は若江の手を取って柵を押分け、身体を横にいたし、漸うの事で此処を出て、川を渡り、一生懸命にとっとゝ団子坂の方へ逃げて、それから白山通りへ出まして、駕籠を雇い板橋へ一泊して、翌日出立を致そうと思いますと、秋雨が大降に降り出してまいって、出立をいたす事が出来ませんから、仕方なしに正午過まで待って居りまして、午飯を食ると忽ちに空が晴れて来ましたから、

梅「どうか此宿を出る所だけは駕籠に仕よう」

と駕籠で大宮までまいりますと、もう人に顔を見られても気遣いはないと、駕籠をよして互に手を引合い、漸々大宮の宿を離れて、桶川を通り過ぎ、鴻の巣の手前の左は桑畠で、右手の方は杉山の林