Classici giapponesi con furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate
になって居ります処までまいりました。御案内の通り大宮から鴻の巣までの道程は六里ばかりでございます。此処まで来ると若江は蹲んだまゝ立ちません。
梅「何うした、足を痛めたのか」
若「いえ痛めやア致しませんが、只一体に痛くなりました、一体に草臥れたので、股がすくんで些とも歩けません」
梅「歩けないと云われては誠に困るね、急いで往かんければなりません」
若「も往けません、漸う此処まで我慢して歩いて来ましたので、私は此様に歩いた事はないものですから、最う何うしても往けません」
梅「往けませんたって…誠に子供のようなことを云っているから困りますな、是から私の家来の家へでも往くならまだしも、お前の親の許へ往って、詫言をして、暫く置いて貰わなければなりません、それだのにお前が其処で草臥れたと云って屈んで、気楽な事を云ってる場合ではありません」
若「私も実に心配ですが、どうも歩けませんもの、もう少しお駕籠をお雇い遊ばすと宜しゅうございましたのに」
梅「其様なことを云ったって、今時分こゝらに駕籠はありませんよ、それでなくとも装はすっかり変えても、頭髪の風が悪いから、頭巾を被っても自然と知れます、誠に困りました」