Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

のはお兄様の御病気ばかり、誠に案じられる、お歳といい、此の程はお悪いようじゃが、何うじゃな」

五「はア一昨日は余程お悪いようでございましたが、昨日よりいたして段々御快気に赴き、今朝などはお粥を三椀程召上りました、其の上お力になる魚類を召上りましたが、彼の分では遠からず御全快と心得ます」

紋「うむ悦ばしい、予が夜分咳の出るは余程せつないがの、其のせつない中にもお兄様をお案じ申上げて、予の病気は兎も角、どうか早くお兄上様の御病気御全快を蔭ながら祈り居ると申せ」

五「はア、はア、そのお言葉を上がお聞きでござったら、嘸お悦びでございましょう、御病苦を忘れ、只お上のことのみ思召さるゝというのは、あゝ誠にお使者に参じました五郎治倶に辱のう心得ます、只今の御一言早々帰りまして、上へ申上げるでございましょう、実に斯様な事を承わりますのは、誠に悦ばしい事で」

紋之丞殿は急に気色を変え、声を暴らげ、

紋「五郎治、申さんでも宜しい、お兄様に左様な事を申さんでも宜しい、弟が兄を思うは当前の事じゃ、お兄様も亦予を思うて下さるのは何も珍らしい事はない、改めて左様申すには及ばん、然るを事珍らしく左様の事を申伝えずとも、よも斯様の事は御存じで有ろう、左様に媚った