Classici giapponesi con furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate
ようですから、侍は驚きまして、
曲者「放せ」
權「いや放さねえ、怪しい奴だ、何者だ、何故犬う斬った、さ何者だか名前を云え」
曲「手前たちに名前を申すような者じゃアねえ、其処放せ」
權「放さねえ、さ役所へ行け」
曲「役所へ行くような者じゃア無え」
權「黙れ、頭巾を深く被りやアがって、大小を差して怪しい奴だ、此のまア御寝所近え奥庭へ這入りやアがって、殊に大切な犬を斬ってしまやアがって、さ汝何故犬を斬った」
曲「何故斬った、此の犬は己に咬付いたから、ムヽ咬付かれちゃアならんから斬ったが何うした」
權「黙れ、己ア見ていたぞ、咬付きもしねえ犬を斬るには何か理由があるだろう、云わなければ汝絞殺すが何うだ」
曲「ムヽせつないから放せ」
權「放せたって容易にア放さねえ、さ歩べ、え行かねえか」
と大力無双の權六に捉えられたのでございますから身動きが出来ません。引摺られるようにしてお役所へ参り、早々届けに成りました事ゆえ、此の者を縛し上げまして、其の夜罪人を入れ置く処へ入れて置き、翌日お調べというのでお役所へ呼出しになりました時には、信樂豐前というお方がお目付役を仰付けられて、掛りになりました。