Classici giapponesi con furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Leggi 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 189.935 caratteri · 379 schermate
所の役で、それでも拾俵の高持になりました。所が大藏如才ない人で、品格があって弁舌愛敬がありまして、一寸いう一言に人を感心させるのが得意でございますから、家中一般の評判が宜しく、
甲「流石は渡邊氏の見立だ、あれは拾俵では安い、百石がものはあるよ」
乙「いゝえ何でげす、家老や用人よりは中々腕前が良いそうだが、全体彼を家老にしたら宜かろう」
などと種々なことを云います。大藏は素より気が利いて居りますから、雨でも降るとか雪でも降ります時には、部屋へ来まして
大「一盃飲むが宜い、今日は雪が降って寒いから巡検は私一人で廻ろう、なに槍持ばかりで宜しい、此の雪では誰も通るまいから咎める者も無かろう、私一人で宜しい、これで一盃飲んでくれ」
と金びらを切りまして、誠に手当が届くから、寄ると触ると大藏の評判で、
甲「野上イ」
乙「えゝ」
甲「今度新規お抱えになった松蔭様はえらいお方だね」
乙「彼は別だね一寸来ても寒かろう、一盃飲んだら宜かろうと、仮令二百でも三百でも銭を投出して目鼻の明く処は、どうも苦労した人は違うな、一体御当家様よりは立派な大名の御家来で立派なお方が貧乏して困って苦労した