Classici giapponesi con furigana
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あおじろいつき
蒼白い月
徳田 秋声
Leggi 蒼白い月 (あおじろいつき) di 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9440 caratteri · 19 schermate
紅い血のしたたるような苺が、終わりに運ばれた。私はそんな苺を味わったことがなかった。
私たちはそこを出てから、さらに明石の方へ向かったが、そこは前の二つに比べて一番汚なかった。淡路へわたる船を捜したけれど、なかった。私たちは明石の町をそっちこっち歩いた。
人丸山で三人はしばらく憩うた。
「あすこの御馳走が一番ようおましゃろ」雪江は言っていた。
私たちは海の色が夕気づくころに、停車場を捜しあてて汽車に乗った。海岸の家へ帰りついたのは、もう夜であった。
私はその晩、彼らの家を辞した。二人は乗場まで送ってきた。蒼白い月の下で、私は彼ら夫婦に別れた。白いこの海岸の町を、私はおそらくふたたび見舞うこともないであろう。