Classici giapponesi con furigana
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あしかり
蘆刈
谷崎 潤一郎
Leggi 蘆刈 (あしかり) di 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.413 caratteri · 78 schermate
風に気随にさせておくのは若後家という境遇をきのどくにおもってできるだけさびしさをわすれるようにさせようという慈しみから出ているので、その代りには一生操を立て通しておくれよという意味がこもっているのだしお遊さんもそれは承知であれだけ栄耀栄華をしても不品行なうわさはきいたこともないので、当人も二度と縁づくりょうけんはないにきまっているというのでござります。父はそれでもあきらめかねてそういうわけなら嫁にもらおうといわないから叔母が仲に立ってときどき会えるように計らってくれ、自分はせめてを見るだけでもまんぞくするというのでござりました。叔母はちちがそんなにまで申しますのをそれもきかないとはいいかねたのでござりますがしかしお遊さんと親しくしておりましたのはお互に娘時分のことでもうそのころは疎遠になっておりましたのでござりますから、ちょっとそれもむずかしい註文なのでござりました。でまあおばもいろいろ考えまして、ではいっそお遊さんの妹をもらったらどうです、どうせ外の人をもらう気がないのだったら妹でがまんおしなさい、お遊さんはのぞみがないけれども妹でよかったら