Classici giapponesi con furigana
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みつのあわれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星
Leggi 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.662 caratteri · 174 schermate
たとえば今日は気分が大変に悪い、どうにも、めまいがして遊泳の平均した姿勢を失っていると彼女は言い、私はすでに紅鱗に褪色のある彼女を見て、どこかが悪いというより、これはもはや此のさかなの死期が来ていると思った。泳ごうとしながらきりきり舞いをし、少し泳いではばったりと泳ぎ停まり、腹を横にしてそのままでいるすがたを見たが、また、再び背鰭を立てようとして焦っても、その事はもう為し得なかったのである。嘗てあなたは若しわたしが死んだら、その日から水ばかり眺めていらっしゃるでしょうと彼女は言ったが、それは、そのような日が近づいていることが感じられ、よく見ると水には生気のない重いよたよたした波が、彼女の周囲に鉛色の空を映して取りまいていた。もっとよく注意してみると、もはやお喋りも、顔をつくろうという動いたものが見られなかったのだ、そこで勿論私は話しかけるとか、声で呼ぶとかをしなかった。あなたは死際の誰にでも冷淡でいらっしゃる、それが老いた人間の習性だということを、私は彼女から聴いた覚えを思い返した。或る未亡人に私は或る日ふと言ったことがあった。あなたは毎月のように友人のお通夜に行ったり告別式に詣ったりしているが、他人の死にはちっとも心を動かさなくおなりでしょうというと、そうです、わたくしは人が死んだその悲しみなぞと対