Classici giapponesi con furigana
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みつのあわれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星
Leggi 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.662 caratteri · 174 schermate
それをしないのは、人間の価値をなくする吝な奴の仕業なんだ。」
「その後で女の方が、おじさまの後を趁うて来たらどうなさる。」
「趁えば趁うて来るで、いいじゃないか。」
「しまいに、ぐるぐる捲きに捲いて来るわよ。」
「その時はその時だ、捲かれてよかったらそのまま捲かれていてもよいし、悪かったら抜ければいい、情痴の世界はその日ぐらしでいいもんだよ。」
「税金といえばあたいにも、税金がかかっているわ、金魚屋さんにいた時、おじいさんは税金をこまかく計算していてね、一尾ずつにみな少しずつかけていたわよ。」
「きみの五百円は高かった。税金が二割くらい、かかっていたんだね。」
「では、念のためにおじさまにお聞きいたしますけれど、たとえばあたいを売ってくれという人が現われて来たら、おじさまはお売りになるかしら。」
「売らないな、こんないい金魚はいないからな。」
「耳の穴のお掃除もするし、お使いにも行くし、何でもしているんですもの、売られてはたまらないわ、でも何万円とかいう大金を出す人がいたら、きっと、お売りになるでしょう。」
「何万円も出すばかはいないし、第一、人間のまねをする金魚なんて何処を捜してもいないよ。