Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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われはうたえども やぶれかぶれ

蜜のあわれ・われはうたえども やぶれかぶれ

室生 犀星

Leggi 蜜のあわれ・われはうたえども やぶれかぶれ (われはうたえども やぶれかぶれ) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 45.726 caratteri · 90 schermate

Aozora Bunko

文芸家協会の七十歳の祝いの席がずっと上手にあったが、私は広津和郎と宇野君の顔を見に行ったので、その上壇の席にいる宇野の肩をそっと叩いて、本人のことには何もいわずに広津君はどうして来ていないのかと聞くと、広津はほかに会が重なっていて来られないのだと言った。お祝いの会にも出ないような大切な会合があるのか知らと思ったが、広津君にはこんな会合にすぐさんせいしない気質もあるので、私はいくらか失望してからだの工合はどうかと宇野君にあらためて言い、そのまま人込みの中を三十分くらいぶらついて、態々宇野君のそばにまた行ってではこれで僕は失敬するからというと、お世辞をいわない宇野君は、そうかもう帰るかといったきり我々は別れてしまった。

宇野浩二は私より二年くらい前に、大正年間の文壇という壇のうえにもみあげの長い顔をすえ、室生犀星の顔にはモンスターが棲んでいると何かに書き、私が文壇の壇の上に坐りこむと或る雑誌の人が原稿依頼に来て、原稿料は幾らくらい差し上げたらよいかと聞いたから、私は宇野浩二君に支払っている額を払ってくれと答えた。その記者の人が宇野君の所に行き室生犀星がこんなふうに言ったと告げたので、宇野浩二はちょっと色をなして何もおれの原稿料を見当にしなくともよいのにと不愉快げに言ったということを、私は後で誰からかそれを耳