Classici giapponesi con furigana
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せいようのはまやき
西洋の浜焼
中谷 宇吉郎
Leggi 西洋の浜焼 (せいようのはまやき) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4797 caratteri · 10 schermate
それ等を各自、真白い皿に好きなだけとってもらって、またもとの座につく。
一番の御馳走は、やはりロブスターである。このあたりからメイン州にかけたところが、アメリカでのロブスターの本場とされている。ニューヨークの少し凝った料理店で、メインのロブスターを註文すると、初めに生きた奴をもって来て、客に元気のよいのを選ばせ、それを料理してくれる。ちょっとアメリカらしくない話であるが、そのかわり蝦一尾で、七、八ドル(約三千円)はとられる。
その本場の蝦を、現地で食べるのであるから、うまいはずである。面白いことにはこのクラムベークでは、ナイフもフォークもついていないので、丸のままのロブスターを手で食べなければならない。私たちの子供の頃、北陸の田舎では、よくおやつに子持蟹を一尾ずつもらったものであるが、それも一尾のままであった。手と歯とでうまく蟹一尾を処理することには馴れているので、私は少しも困らなかった。しかし、たいていの人、とくにレディたちは、だいぶ持てあましていた。
もっとも殻は決して伊勢蝦の鬼殻焼のように堅くはない。長い時間海藻から出る湯気の中で、ゆっくり蒸されているので、非常に軟かくなっている。