Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちかいのまき

誓之巻

泉 鏡花

Leggi 誓之巻 (ちかいのまき) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7856 caratteri · 16 schermate

Aozora Bunko

よく早く出京て来てね。始終上杉さん、上杉さんッていっていらっしゃるから、どんなにか喜ぶでしょう。しかしね、急にまたお逢いなすっちゃ激するから、そッとして、いまに目をおさましなすッてから私がよくそういって、落着かしてからお逢いなさいましよ。腕車やら、汽車やらで、新さん、あなたもお疲れだろうに、すぐこんなことを聞かせまして、もう私ゃ申訳がございません。折角お着き申していながら、どうしたら可いでしょう、堪忍なさいよ。」

菊の露

「もうもう思入ここで泣いて、ミリヤアドの前じゃ、かなしい顔をしちゃいけません。そっとしておいてあげないと、お医師が見えて、私が立廻ってさえ、早や何か御自分の身体に異ったことがあるのかと思って、直に熱が高くなりますからね。

それでなくッてさえ熱がね、新さん四十度の上あるんです。少し下るのは午前のうちだけで、もうおひるすぎや、夜なんざ、夢中なの。お薬を頂いて、それでまあ熱を取るんですが、日に四度ぐらいずつ手巾を絞るんですよ。酷いじゃありませんか。それでいて痰がこう咽喉へからみついてて、呼吸を塞ぐんですから、今じゃ、ものもよくは言えないんでね、私に話をして聞かしてと始終そういっちゃあね、詰らないことを喜んで聞いていらっしゃるの。