Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ぶたきちとヒョロこ

豚吉とヒョロ子

三鳥山人

Leggi 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) di 三鳥山人 (みどりさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.498 caratteri · 111 schermate

Aozora Bunko

と豚吉は泣き声を出しながら表の方へ駈け出したので、ヒョロ子も一所に走り出しました。そのあとから、生き残った豚もくっついて走って行きました。

「ヤア大変だ」

と無茶先生がその豚を裸のまんま追っかけました。

「貴様は殺したあとで肉を売って喰おうと思っていたのに……ヤーイ……豚ヤーイ」

と怒鳴りながら駈出しましたので、豚吉は自分の事かと思って一生懸命に走ります。そのあとからヒョロ子が走ります。そのあとから豚が走ります。そのあとから無茶先生が真裸体で走りますので、往来を通っている人はみんなビックリしました。

「何だろう」

「どうしたのだろう」

「行って見ろ行って見ろ」

「ワイワイワイワイ」

と集まって、往来一パイになってかけ出しました。

そのうちに無茶先生はやっと豚の尻尾を押えましたので、それを逃がすまいと一生懸命になっている隙に、豚吉とヒョロ子は一生懸命逃げて宿屋へ帰りましたが、自分たちの居間に這入ると二人はホッと一息しました。

「アア、驚いた。いくら死ななくても、あの金槌でゴツンとやられるのは御免だ」

「ホントに恐ろしゅう御座いましたね」

二人は話し合いました。

「おれあもう諦めた。