Classici giapponesi con furigana
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ぶたきちとヒョロこ
豚吉とヒョロ子
三鳥山人
Leggi 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) di 三鳥山人 (みどりさんじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 55.498 caratteri · 111 schermate
「不思議不思議」
と、鍛冶屋の爺さんは手をたたいて申しました。
これをきいた無茶先生がヒョイとその方を見ますと、鍛冶屋の爺さんが立っていますので、無茶先生はビックリしまして、
「ヤア。貴様はもうお使いに行って来たのか。何という早い足だ。もしや今おれがしていたことを見はしまいな」
鍛冶屋の爺さんは見る見る真青になってふるえ上りまして、そこへ座ってしまいました。
「どうぞお許し下さいまし。魔法使いの山男様。私はすっかり見ていました。ああ恐ろしや、肝潰しや。又テンカンが起りそうだ。どうぞ生命ばかりはお助けお助け」
と手を合せて拝みながら、頭を往来の土の上にすりつけました。
無茶先生はこれをきくと、大きな眼玉を剥いて鍛冶屋の爺さんを睨みつけましたが、
「よしよし、見たら仕方がない。その代り今見たことを一口でも人に話すと、それだけビックリしても起らなくなったテンカンがまた起るようになるぞ。決して人に話すことはならぬぞ」
と叱りつけますと、お爺さんは大喜びです。
「エエ、エエ。それはもう決して人に話しません。どうぞお助けお助け」
と、また拝みました。
「よしよし。助けてやるから、あの二人の身体を水から上げろ。