Classici giapponesi con furigana
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あかいカブトムシ
赤いカブトムシ
江戸川 乱歩
Leggi 赤いカブトムシ (あかいカブトムシ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.
N4 · base · kanji e kana moderni · 23.237 caratteri · 47 schermate
中はまっくらですから、井上くんと木村くんが、よういのかいちゅうでんとうをつけ、井上くんがさきになって、あなの中へはいこんでいきました。
せまいところは三メートルほどで終り、にわかにあながひろくなって、下の方へ、石だんがついています。もうたって歩けるのです。
石だんをおりると、しょうめんに、大きな鉄のとびらがしまっています。まほうはかせの手紙には、「おそろしい番人に注意せよ。」と書いてありました。きっと、そのおそろしいやつが、とびらのむこうにまちかまえているのだろうと思うと、みんな、むねがどきどきしてきました。
でも、ここまで来て、ひきかえすわけにはいきません。
井上くんは、とびらのとってをつかんでおしてみました。
すると、かぎもかけてないらしく、鉄のとびらは、キイッとぶきみな音をたてて、むこうへひらきました。
かいちゅうでんとうで、その中をてらしてみましたが、なんにもありません。ただ、まっくらなほらあなが、ずっとおくの方へつづいているばかりです。
五人は、井上くんをさきにたてて、おずおずとそのくらやみの中へはいっていきました。
おくびょうもののノロちゃんは、ぶるぶるふるえながら、小林だんちょうについていきました。