Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あかいつぼ(に)

赤い壺(二)

種田 山頭火

Leggi 赤い壺(二) (あかいつぼ(に)) di 種田 山頭火 (たねださんとうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 911 caratteri · 2 schermate

Aozora Bunko

心と心とのつながりは屡々、涙を流したり拍手したりすることのために破られた。

二羽の雀が一銭であるとて嘆く勿れ。それは死んだ雀の価である。生きた雀は自由に大空を翔けりつつあるではないか。

傷づけられて――傷づけられることによって生きてゆくものがある。

自己の醜劣に堪え得なくなって、そして初めて自己の真実を見出し得るようになる。

義人は苦しむ。偉大なる義人とは深刻なる苦痛を甞めて来た人である。

正しきものは苦しまざるを得ない。正しきものは、苦しめば苦しむほど正しくなる。苦痛は思想を深め生活を強くする。苦痛は生を浄化する。

真面目な人と真面目な人とが接したところにのみ生の火花が閃めく。彼等は友となるか、然らざれば敵となる、敵とならなければ友とならざるを得ないからである。

日本人ほど自然を眺める国民はない。そして日本人ほど自然を知らない国民はない。

日本人ほど小児を可愛がる国民はない。そして日本人ほど小児の心を理解しない国民はない。

(「層雲」大正五年二月号)