Classici giapponesi con furigana
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ろぼうのミイラ
路傍の木乃伊
夢野 久作
Leggi 路傍の木乃伊 (ろぼうのミイラ) di 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2345 caratteri · 5 schermate
今一度エロ、グロ、ナンセンスでもあるまい。昔ながらの缶詰文学でもあるまい。
三越、白木屋のスシと河岸のスシの味を味わい分け得るのは一種特別の最高級のブルジョア根性の舌でなければならない。同様に、吾等の見ていた、純文学の価値は、資本主義社会特製のブルジョア頭でなければ、批判出来ないものであったかも知れない。そうして永久に亡び去るべき運命を持った芸術であったかも知れない。
芸術が亡びない限り純文学が亡びないと信じたのは、吾等の錯覚であったかも知れない。
とにかく、何もかもが八百八街の幌自動車の数と一所に過ぎ去り、且つ、消え失せて行きつつ在る。その過ぎ去り消え失せるスピードが、時々刻々に加速度化しつつ在る。私はただ茫然と、それを見恍れているきりである。
遠からず路傍の木乃伊になってしまいそうである。口をポカンと開いた……眼の前の空間を凝視した……。